バク転習得への道!0→1の練習方法
2024/01/12
みなさんこんにちは(‘ω’)ノ山口県防府市にあるデイジー体操教室のかず先生です。
今回は、バク転をやってみたい子、これらから練習をはじめる子のために、バク転解説をしていきます。
つまり0からバク転習得を目指すということです。バク転は難しい技ですが、きっとできるようになりますよ。できるまで努力し続けようね。
目次
それでは、今回の記事での目標です!こうなりたい子は是非見てくださいね(^^♪
この目標は、補助なしでという意味ですから、トランポリンなど跳ねるものも使いません。普通のマットの上でできるようにしていきましょう!そうすれば、どこでもできるようになるよ!
それでは『1人でバク転をできるようにする!』を目指して、次からのSTEPに挑んでください!けがのないように練習しようね(‘ω’)ノ
STEP1 背落ちジャンプができるようになる。
最初のステップだ!
ジャンプして背中でマットに着地することに慣れればこのSTEPクリアです。ますはそれだけ! STEP4までいくと目的が変わってきますが、ここでは後ろに跳ぶことに慣れることが大切です。バク転って誰しも多少なり怖いんです。少しずつ慣れていきましょう。
STEP2 空中姿勢を確認する。
バク転の空中姿勢の確認。バク転の形を跳ばずに覚えよう!
バク転の空中姿勢は、次の写真のように大きくそった姿勢です。
こういう姿勢なんだと頭と体で理解できればこのSTEPクリアです。
バク転では、ジャンプした瞬間から手をつくまで腰や背中をそった姿勢です。
ですので、ロールで練習するときも手をつくまでそっておきましょう。
STEP3 補助バク転でバク転に慣れる。
補助してもらってね!
体操の技には『恐怖』がある技もあります。STEP1でも触れましたが、バク転にも『恐怖』があると思ってます。怖いな、って思うことは自然です。ですが、技術を覚えるにはちょっと邪魔。そして、回数をこなすことで技に慣れることができます。このSTEPではバク転に慣れましょう。恐怖心がなくなってきたらこのSTEPクリアです。補助者に完全に補助に入ってもらい、何度も練習し後ろに回る感覚を増やしていきましょう。
STEP4 バク転の技術を習得する。
ここからが難しいぞ!
STEP1〜3まででバク転に慣れてきたら、いよいよバク転の技術を習得していきましょう!バク転の技術で覚えたいのは次の5つ!すべてできるようになったらこのSTEPクリアです。
それではバク転の技術を1つ1つ確認していきましょう。
ジャンプ直前の姿勢
後ろに倒れながら腕を下げます。
膝が足の位置にきたら一気に腕を振り上げながら後ろにジャンプしましょう。
このとき膝が足より前に出ていたら後ろに蹴れないのでNGです。
ちなみに・・・
蹴る瞬間の肩(上半身)の位置は大きく分けて2種類あると思ってます。
1つ目 先生のように膝の上に肩がくる(前傾姿勢)
メリット 上半身と腕の振り幅が大きくなる
デメリット 後ろに倒れにくくなく可能性あり
2つ目 肩が真っ直ぐ(地面に対して垂直な姿勢)
メリット 後ろに倒れやすい
デメリット 1つ目より上半身と腕の振り幅が少ない
上手に蹴ることによって回転力を生むことができ、体を支えやすい高さに体を持ってくることができます。ジャンプの方向問題は、ある程度バク転ができてきたら1番苦しむところかも知れません。自分が1番やりやす高さに飛べるように繰り返し練習し調整しましょう。
この技術マスターのための練習方法
壁で姿勢の確認
後ろに倒れながら膝が前に出ない姿勢を覚えましょう。
背落ちジャンプ
体を倒しながら斜め45度くらいを目指して飛んでいきます。膝が前に出ないようにしましょう。ついでに腕振りも合わせると効果的です。
NGなのは飛んだあと、足が上がり腰が曲がることです。飛んだあとはそる動作なので腰をそれるようになると最高です。
ジャンプのトレーニング
足の力を鍛えましょう。そのためにジャンプして台に乗るトレーニングです。台がないならその場で飛んで少し後ろに下がるだけでもokです。どちらも腕振りとあわせて下さい。ここでも、飛んだあとにそれると最高です♪
バク転の技術② 腕振り
先生は大きく腕を振る方なので、高い位置から腕をふり始めていますが、先生くらいあげなくてもできます。1番大切なのは、最後まで腕を振り切るということ です。最後までというのは、マットに手がつくまで腕を速く動かし続けるということです。また、肩角度が1番大きいところまで腕を振り切るということでもあります。こうすることで、体が反りやすくなったり回転力が強くなったりします。
この腕振りとタイミングを合わせたいのは、『頭の動き』です。腕が頭を通過するくらいのタイミングで頭を返して回転の補助にします。頭は体の中でも重たい部分なので、勢いよく頭を返すことでより大きな回転を生むことができます。あごを開くことで体が反りやすくなるというメリットもあります。
しかし『頭の動き』にはよくある失敗が隠されています。
それは頭を返すのタイミングが早くなるという失敗です。
タイミングが早くなると、後ろではなく上に飛んでしまったり、腕振りとあってないので回転力の補助になりにくかったり、最悪の場合蹴りの力が弱くなったり体に伝わらなかったりします。タイミングはめちゃくちゃ大事ですね。
この技術マスターのための練習方法
立ち腕振り
寝腕振り
この技術マスターのための練習方法
ロールで感覚練習
飛んでそる感覚を身につけましょう。そりは手をつくまでずっとです。
壁でそる練習
ここではジャンプはしなくて良いですが、ジャンプしたイメージだけはもっていて下さい。
壁ではなく、誰かに支えてもらうのも良いですね。
寝た姿勢からそる
ここもジャンプはイメージだけ。お腹を上げてみましょう!
この技術マスターのための練習方法
壁倒立
壁を使って体を支える練習をします。余裕があればそのまま腕立て伏せをしてみましょう。
この技術マスターのための練習方法
振り下ろし練習
STEP5 技術をすべて合わせたバク転に挑戦する。
持てる技術をすべて使うんだ!
最初から全ての技術を同時にするのは難しいです。バク転をやりながら、1つできたら2つ、2つできたら3つと、同時にできる技術を増やしていきましょう(^ ^) もちろん補助ありで練習した方が良いです。コツをつかむまではコツコツ頑張ることですよ。できてきたら思い切って一人でやってみましょう!
最後に・・・
難しい技への挑戦
『トカチェフ(鉄棒の技)』って聞いてピンとくる方は少ないかもしれませんが、『バク転』って聞いたら、あ~あれね、ってなると思います。それだけ有名な技ですし、ダンスや他のパフォーマンスなど体操以外でもやってる技ですよね。もしかしたら、自分もやってみたい!って憧れを持った方もいるんじゃないでしょうか。ただ、難しい技です。危険性もあります。だからこそできたときの喜びはすごく大きいですし、かなり自信がつきます。先生は、その子にとっての難しい技に挑戦し、できるようにして大喜びしてほしいと思います。そんな成功体験をたくさん積んでほしい。やればできるんだって思ってほしい。もちろん簡単にいかないのは百も承知です。そして、初めてできた喜びを味わえるのは1回だけです。その1回を味わうために何百回も何千回も『挑戦』の経験をするんです。これは大変なこと。『挑戦』を極端に悪く言ってしまうと『できない』の連続です。何百回も何千回も『できない』経験を積むことになるんです。苦しいときもありますよね。それでも『挑戦』をやめずに努力してほしい。その努力で自分が成長でき、ありのままの自分になれると思うから。
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デイジー体操教室
山口県防府市戎町1-8-25 防府広総第3ビル 5階
電話番号 :
090-4985-3349
防府市で運動と本気を学べる場所
防府市の小学生に体操技を伝授
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