コツをつかむ！バク宙練習メニュー

皆様こんにちは。山口県の防府市で体操教室をしています、かず先生です。

今回はバク宙をこれから練習する子どものための記事です。バク宙は手を使わずに空中で後転をするような技で、バク転を覚えた多くの子ども達が、バク転の次に練習する技です。バク転よりもジャンプ力や腹筋が必要ですが、頑張って覚えていきましょう！

『1人でバク宙ができるようになる！』ために次の1つ1つのSTEPをクリアしていこう(^^)/

怪我のないように頑張るぞ！

POINT① 真上にジャンプ

POINT② 腕を真上に振りきる

POINT③ 前を見る

POINT④ 限界まで高くジャンプする

実際にバク宙をやるときは回転するために肩が少しだけ後ろに倒れます(すっごい高いバク宙をする人は全く倒れません)。ですがここでは、高さを出すために真上に飛ぶ練習をしていきます。真上にジャンプして同じ位置に着地する気持ちで飛びましょう。また、バク宙はあごを閉じて回転するため、ずっと前を見てジャンプしましょう。

抱え込み姿勢とは、体を小さく曲げた姿勢のことです。

背中も丸めた方がより小さくなるのであごを閉じるようにしましょう。あごが開くと背中や腰がそりやすくなり小さな抱え込みがしにくくなります（この抱え込み以外のバク宙もありますが、まずは抱え込みのバク宙を覚えよう）。

体が大きく伸びた姿勢(ジャンプ)から小さく曲げる(抱え込む)ことで回転を生み出します。つまり、速く小さく抱え込むことが重要ということです。

それともう1つ！次のようになってたら回転できません。

せっかくジャンプで体を大きくしたのに、抱え込むときに前傾姿勢になってしまっています。これでは後ろへの回転が生まれません。肩を前に倒すことなく足だけ上げていきましょう。

POINT① 肩がまっすぐのまま足を上げる

POINT② 速く小さくなる

抱え込み強化トレーニング

膝タッチジャンプ

ジャンプして抱え込みます。ここではジャンプだけで後ろへ回転をしないので、多少肩が前に倒れるのは仕方ありませんが、できるだけまっすぐ飛びましょう。そして大切なのは速く小さく抱え込むことです。

寝て抱え込み（膝まげ）

ここも速く小さく抱え込みましょう。膝で顔をぶつけないようにしてね。

STEP1と2を組み合わせて、バク宙に近づけていきます。

ジャンプした後に抱え込んで背中からマットにつきましょう。

POINT① 前を見てジャンプする

POINT② 腕を振り切って抱え込む

POINT③ 小さく抱え込む

どれも大切にしてほしいですが、特にPOINT②を意識してください。

抱え込みをはやくしたい気持ちで、すぐに腕を下げて抱え込もうとしてしまいがちです。

ですがそれだと高さが出にくくなるので、一瞬ですが、体を大きく伸ばす動作がほしいです。そのために、腕を振り切るようにしてください。

ではまわってみましょう！

台を使うと高さの補助を得られますが、1番いいのは補助をしてもらうことです。

バク宙のPOINTですが、ここまで来たらシンプルです。

POINT① 前を見て斜め上にジャンプする。

意識は真上くらいでちょうどいいと思います。前に飛ばないようにね。

POINT② 速く小さく抱え込む

あごを閉じて小さくなりましょう。手で膝か膝裏を持つと抱え込みやすいです。

POINT③ 体を開きながら着地

着地は何度もやってれば勝手に体に染み込みます。

バク宙している最中に、このくらいの高さで回っていて、どのくらい回転したか、がなんとなくわかってきます。そうなると着地もできます。

さぁ度胸の見せ所！途中で止めるのが1番危険です。ジャンプから着地まで集中しよう！

補助の先生に『1人でいこう』って言われたならそれだけ実力がついていると言うことです。思いっきりいこう！幸運を祈る(^ ^)

2024年1月1日のインスタでバク宙の1回ひねりの動画を投稿してます。

実際の撮影は12月30日だったと思いますが、翌日しっかり筋肉痛になってました(笑)

腹筋と足が痛い。

体操の技って、どれもほんの一瞬で力を最大限発揮します。その発揮した力をどう効率よく使うかが技習得や質向上のカギ。

どのタイミングで、どの方向に、どこの力を入れて、どこの力を抜くのか・・・

それが技術と噛み合えば技ができるようになります。

ただ技に慣れるまでは、ほんの少しのずれでもできないことがあるんです。

あと少し、おしい、が続くかもしれません。

けど諦めずに頑張り続けような。きっとできる日がくるよ！